工事契約に関して、工事の進行途上においても、その進捗部分について( ア )が認められる場合には工事進行基準を適用し、この要件を満たさない場合には工事完成基準を適用する。
( ア )が認められるためには、次の各要素について、信頼性をもって見積ることができなければならない。
(1) ( イ )
(2) ( ウ )
(3) 決算日における工事進捗度


問1 空欄に該当する語句を答えなさい。

問2
1.長期工事の請負に関する企業会計原則における収益認識の取扱いを簡潔に説明しなさい。
2.上記1.における取扱いの問題点を1つ指摘しなさい。

問3
1.上記(1)について信頼性をもって見積るための条件を2つ指摘しなさい。
2.上記(2)について信頼性をもって見積るための条件を指摘しなさい。

問4 工事契約に関する収益及び費用の認識に関する一般的な考え方の名称を指摘し、その内容を述べなさい。

問5 工事進行基準における工事進捗度の見積方法として一般に用いられることが多いと考えられる方法の名称を指摘し、この方法を採用した場合において、上記文中の(1)〜(3)のいずれの要素を見積もることができれば工事進行基準を採用することとなるかを番号で指摘しなさい。

問6 工事完成基準は、一般商品販売における収益認識基準と異なりません。一般商品販売における収益認識基準の名称を指摘し、そこでの収益認識の要件を具体的に指摘しなさい。

問7 上記(1)〜(3)の各要素につき見積りの変更があった場合の取扱いを述べなさい。

問8 工事原価総額が工事収益総額を超えることが判明した場合には、工事損失引当金が計上されることがあります。
1.一般に引当金が設定される要件を箇条書きで述べなさい。
2.工事損失引当金の繰入れは他のどのような会計処理と共通性を持ちますか。共通性を持つ会計処理を列挙しなさい。
3.2における会計処理の共通点を簡潔に指摘しなさい。

(解答)
問1 ア:成果の確実性 イ:工事収益総額 ウ:工事原価総額

問2
1.工事完成基準と工事進行基準の選択
2.財務諸表間の比較性が害される

問3
1.工事の完成見込みが確実であること
  工事契約において当該工事について対価の定めがあること
2.工事原価の事前の見積りと実績を対比することにより、適時・適切に工事原価総額の見直しが行われること

問4
名称:投資のリスクからの解放
内容:投資にあたって期待された成果が事実として確定すること

問5
名称:原価比例法
番号:(2)

問6
名称:実現主義(実現基準)
要件:商品の引渡しまたは役務提供の完了
   現金または現金等価物の受領

問7
影響額を変更があった年度の損益とする

問8
1.
将来の特定の費用又は損失であること
その発生が当期以前の事象に起因すること
発生の可能性が高いこと
金額を合理的に見積もることができること
2.
有価証券や固定資産の減損処理、棚卸資産の正味売却価額による評価
3.
将来に損失を繰り延べないための処理である点が共通している。