以前、今年は、少し出題予想を自粛すると書きました。

しかし、世の中が余りに自粛モードなので、少しだけ解禁します。

ダイレクトな予想ではなく、予想師(誰?)は何を材料に予想するのか?

そんな視点のご提供です。
実は、予想の視点はそれほど多くありません。

ざっくりとは、次があげられるでしょうか。

(1)過去出題

(2)会計基準

(3)試験委員

それほど視点は多くありませんので、その視点を身につければ、あなたも立派な予想師。

他人の予想に振り回されるくらいなら自分の予想に運命を委ねる方がマシといえるかもしれません。

今回は、(1)過去出題について考えてみます。



過去出題を検討することは、とても重要です。

ざっくりとした過去数年の出題を振り返っておきましょう。

平成22年 第1問 資産の評価
平成22年 第2問 引当金

平成21年 第1問 キャッシュ・フロー計算書
平成21年 第2問 棚卸資産基準

平成20年 第1問 企業結合会計
平成20年 第2問 新株予約権

平成19年 第1問 資本と利益(純資産基準)
平成19年 第2問 研究開発費基準

平成18年 第1問 実現主義
平成18年 第2問 減損会計基準

平成17年 第1問 退職給付基準
平成17年 第2問 金融商品基準(金銭債権)

平成16年 第1問 固定資産(減価償却)
平成16年 第2問 金融商品基準(有価証券)

平成15年 第1問 外貨基準
平成15年 第2問 資本会計

平成14年 第1問 発生主義
平成14年 第2問 研究開発費基準


いくつか特徴を指摘しておきましょう。

ひとつは、やはり連年ないしは、短い間隔での同一内容からの出題がない点です。

ただし、平成16年(2)と平成17年(1)で異なる内容とはいえ同一基準からの連年での出題がありました。

また、平成19年(1)の純資産の翌年に新株予約権といったかすった内容の連年での出題は普通にあります。


次に、同一ないしはかなり近い内容での出題がどの程度の間隔であったのかを考えてみましょう。


研究開発費:平成14年(2)→平成19年(2)

資本会計:平成15(2)→平成19年(1)

発生主義(CF計算):平成14年(1)→平成21(1)


あくまでも過去数年の傾向ですが、4〜6年程度は、間隔があいていることがわかります。

平成18〜19年以前の出題については、同一内容の出題がある可能性も否定できません。

この出しなおしが想定される項目としては、次のようなものがあげられるでしょうか。


平成19年 第1問 資本と利益(純資産基準)

平成18年 第1問 実現主義

平成18年 第2問 減損会計基準

平成17年 第1問 退職給付基準

平成17年 第2問 金融商品基準(金銭債権)

平成16年 第1問 固定資産(減価償却)

平成16年 第2問 金融商品基準(有価証券)


過去問を実際に解いて、検討することは実際の試験レベルを知る上でも重要です。

なかでも、上記の出題は、出しなおしの可能性を秘めています。

その意味ではとても重要でしょう。

平成19年第1問は、間隔が短いですが、私の趣味(イヤな予感)です。

それ以前の過去出題で、重要性が高いものとしては繰延資産があげられます。

繰延資産を含めて、上記の過去出題(とその隣接)を十分に検討しておきましょう。


最後に、項目として再編しておきます。

純資産
収益の認識
固定資産(減価償却、減損)
退職給付
金融商品基準
繰延資産