概念フレームワーク、読んでますか?

今回は、契約の部分的な履行に着目した収益の測定についてです。
契約の部分的な履行に着目した収益の測定については、経過勘定項目を想定するとよいでしょう。

未収収益や前受収益です。

経過勘定項目という場合は、貸借対照表項目を指しますが、この契約の部分的な履行に着目した収益の測定は、収益に着目した記述になっています。



たとえば、受取地代は、土地を継続的に相手に貸すケースで生じます。

契約は、一定期間、土地を貸すこと。

その部分的な履行は、土地を貸したことです。

契約期間全体の一部が経過しているという話ですね。

土地を貸したことに着目して収益を測定するわけです。

地代をもらうことが確実で土地を貸すのを継続していれば、対応する部分の収益を計上することになります。

いわゆる収益の見越しですね(未収収益)。



逆に先に代金を受取っているケースでも、当期に貸した分に見合う収益が計上されます。

収益の繰延べです(前受収益)。

この経過勘定項目の2つを想定するとよいのではないでしょうか。



そうだ、会計基準を読もう!(契約の部分的な履行に着目した収益の認識は、経過勘定項目を考えましょう)


会計基準を読もう!!<目次>