概念フレームワーク、読んでますか?

今回は、財務報告の役割とその構成要素の話です。
財務報告の目的を達成するため、現行のディスクロージャー制度においては、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書等の財務諸表が開示されている。これらは企業の所有者が提供した資金をもとに、企業が実行した投資の特定時点のポジションと、その投資から得られた特定期間の成果を反映している。


ディスクロージャー制度で開示される財務諸表は、貸借対照表や損益計算書です。

キャッシュ・フロー計算書がその次くらいに大事ということでしょう。

もっとも改めて構成要素を定義するほどに重要で新しいものはないということでしょうか。

キャッシュ・フロー計算書について、構成要素は定義されていません。

貸借対照表と損益計算書が中心ってことですね。


貸借対照表 → 期末の投資のポジション(ストック)

損益計算書 → 期中の投資の成果(フロー)



この概念フレームワークでは、投資のポジションと成果を表すため、貸借対照表及び損益計算書に関する構成要素として、資産や負債、純資産、株主資本、包括利益、純利益、収益、費用が定義される。


構成要素には、資産、負債、純資産、株主資本、包括利益、純利益、収益、費用があります。

ベタで8つは、スラスラ出てきますか?


<ストック>資産ー負債=純資産と株主資本

<フロー>収益ー費用=純利益と包括利益


こんな感じでみておくと出てこないなんてことがなくなるかもしれません。

もっともフロー系列は並び順が異なっています。

何でかな?という意識を持っているといいかもしれません。

まずは、8個をしっかりあげられる状態にしておきましょう。



そうだ、会計基準を読もう!(まずは、構成要素をあげられて、主要財務諸表とどうリンクしているのかを考えておきましょう)


会計基準を読もう!<目次>