財務諸表論がはじめてという方のために理論学習について考えてみました。
もちろん学習方法は人様々。

自分にあった学習方法を模索することが大事です。

ただ、何をどうしたらよいのやらという方はぜひ参考にしてみてください。



まず、通学や通信等で実際に講義を受けている方は、その指導に従いましょう。

教材等のことも考えると余り色々なものに手を出しても消化不良になってしまう可能性が高いです。

それなら教材は絞って、指導を受けられるのであれば、その指導に従うべきです。

この場合、学習方法等でも積極的に質問にいくような形でドンドン講師を利用しましょう。

高いお金払ってるんですから、使わないと損です。

講師の側でも大勢に向かっていうのと実際に個別に話す場合とで話の内容が変わることは少なくありません。

ぜひぜひ、利用してください。




独学の方であればメインのテキスト等を決める必要があると思います。

市販のものでオススメしているのは桜井久勝先生の「財務会計講義」です。

このブログや会計人コースなどを活用して効果的な学習を目指しましょう。



理論を学習する上で注意したいのは次の諸点です。


(1)演習を取り入れる

できればインプットだけというのは避け、小刻みに演習(書くこと)を取り入れたいです。

記憶は実際は入力段階で定着するのではなく、出力段階で定着するからです。

このブログの超短答問題や○×問題などは、問題が短いので初期の段階から手がけても苦にならないと思います。

短いアウトプットを学習の中に取り入れましょう。



(2)会計基準を読む

ここ数年の出題傾向を見ても会計基準の学習は欠かせません。

概念フレームワークを含めた会計基準を学習に組み込みましょう。

特に計算→基準、理論→基準といった形での学習を少しでも心がけるようにすると数ヶ月~半年くらいでとても大きな成果がでると思います。

やや面倒でも会計基準を経由させた学習ができるとよいでしょう。



(3)重要句をメインに筋書きを追う

最近の出題傾向を見ていると超重要規定は別にして、単なる規定の知識を問うだけではありません。

余りに長い模範解答を一字一句覚えても、学習効果が高いとは思えないです。

それよりも重要句は外さず、ストーリを追うような形での学習がよいでしょう。

短い語句をつないで、短い文章でスジがおえる感じがよいです。



理論学習のヒントになれば幸いです。