引当金に関する出題でした。

【コメントの募集】
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【具体的出題内容】

(1)企業会計原則 注解18の穴埋め

(2)「将来の特定の費用又は損失」の意味

(3)引当金と引当金繰入の因果関係

(4)引当金を計上する根拠

(5)引当金を計上する目的

2 評価性引当金と減価償却累計額との類似点及び相違点


(1)修繕引当金の計上根拠
(2)評価勘定説



【感想】

出題としてはオーソドックスといえるでしょう。

注解18の穴埋めは、穴埋め箇所がとても長いのが特徴といえるかもしれません。

穴埋めを通じて、引当金の設定要件を書かせるネライがうかがわれます。



かつて、減価償却累計額は減価償却引当金と呼ばれていました。

そもそもが広い意味では両者が期間損益計算の適正化の見地から設定される見積りによる貸方項目という共通性を持っていたためと思われます。

減価償却累計額は貸倒引当金とともに評価性引当金とされていました。

それが昭和57年の企業会計原則の改正で減価償却累計額に改められたのは、減価償却累計額が過去支出の配分に基づくものであり、引当金のように「将来の特定の費用又は損失」に対するものではないからです。