概念フレームワーク単独での出題は考えにくいかもしれません。

それでも整理する実益はあります。
(1)財務諸表の構成要素

まずは、財務諸表の構成要素の定義(8つ)をしっかり押さえましょう。

他項目とも関連しますのでとても重要です。

いきなり全部ではなく、重要なところから短く入るのがコツです。



(2)包括利益と純利益との関係

包括利益と純利益の関係はきわめて重要です。

新任の試験委員である山田先生のご研究に包括利益があがっているようです。

包括利益と純利益の関係を整理しておきましょう。

いわゆるクリーンサープラス関係についても簡潔にまとめておきましょう。

現行の制度は、資本取引以外の純資産の変動額が純利益に一致していません。

そこで大きな工夫が純資産の部での株主資本と株主資本以外の区分です。

株主資本を別掲することにより、資本取引以外の株主資本の変動額が純利益と一致するかたちでやや変形のクリーンサープラス関係を保っているのが現行制度です。



(3)リスクからの解放

リスクからの解放の考え方を整理しておきましょう。

特に事業投資と金融投資とにわけた場合の収益認識と資産評価について、きちんと説明できるようにしておきましょう。

他項目との関連においても重要です。