予想が花盛りのこの時期。

財表理論学習の落とし穴ともいえる注意点を考えてみました。
この時期は予想が花盛りで多くの予想問題に接することでしょう。

予想問題の模範解答を覚える式の学習にあまり効果がない点はぜひ確認しておきましょう。

この点を見誤ると予想があたったけれども解答できないという事態をかなりの確率で引き起こすことになります。



予想問題を利用する利点は大きく次の2つでしょうか。

(1)どんな項目が出題されやすそうか確認できる

(2)どんな聞き方をされるのかも確認できます。



多くは、(1)を期待していると思いますが、大事なのは、実は(2)です。

出題項目は当たった。

そう思っても何を答えてよいのかわからない。

そんなことは少なくないハズ。

これに対処するには普段の学習で周辺に考えをめぐらせておくことが重要でしょう。

ただ、それを心がけるにしても実際になかなかうまくいかないのではないでしょうか。



具体的な対処法は、一つの模範解答を覚えるといった学習をやめ、実際に多くの問題を解いてみることです。

一つの項目について、たくさんの問題を解いて答えを合わせていくと、問題の問われ方が多様であることに気づきます。

模範答案さえもずいぶんと異なることに気づきます。

ダラダラと長いある模範解答を覚えることに余り意味がないことも気づくハズです。

ここはどの問題も聞き方、答えともに同じだなと思う論点もあるでしょう。

その多くは、基準からの出題のハズです。

実際に基準にあたって、その周辺も含めて読んでおくとよいでしょう。

そこは基準で対処が可能なところです。



異なる問われ方に対する対処を実践の中で身につけるためにも、ざまざまな問題を実際に書いて解答してみてください。

単に答えや解説を眺めているだけではなく、違っていてもいいので自分で書いてみる。

解答を用意してないから書けないよという人は、単語一つでもひねり出してください。

そして解答等とつき合わせて、大事なのは、解答に置き換えないこと。

ここでこれをしてしまうと元に戻ってしまいます。

自分の少ししかない解答をちょっと持ち上げる。

これが大事です。

いわゆる模範解答の半分から3分の1くらいの感じでもズバリ書いていれば必ずうかります。

1テーマでもよいので1日かけて問題をたくさん解いてみてください。

しなければならないことがきっと見えてくるハズです。