工事契約基準、読んでますか?
今回は、基準を選択する考え方です。
今回は、基準を選択する考え方です。
まずは今一度9項をみておきましょう。
進捗部分の成果の確実性が認められる場合には、工事進行基準を適用し、そうでない場合は工事完成基準を適用する。
この背後にある考え方は、何でしょうか?
そう、投資のリスクからの解放です。
投資のリスクからの解放は「投資にあたって期待された成果が事実として確定すること」をもって純利益(収益・費用)を認識する考え方です。
リスクは不確定・不確実を意味しますので、リスクから解放された状態は、「不」がとれて、確定・確実な状態を意味します。
期待した成果が事実として確定したことをもって純利益を認識するのがリスクからの解放です。
工事の完成・引渡しの段階でリスクから解放されていることは間違いありません。
問題は工事がまだ完成し、引渡しが終わっていない段階で収益等を認識することについてです。
工事の進行に応じて成果が確実であることが確認できるならその部分については、収益等を認識すべきというのが基本的な考え方です。
成果を確認できるためには、次の3つを確実に見積もることができる必要があります。
(1)工事収益総額
(2)工事原価総額
(3)決算日における工事進捗度
全体の利益が皆目わからないのでは、どれだけの成果があがったのかを確認する術はありません。
収益−費用(原価)が利益ですので、工事収益と工事原価がしっかり見積もることができる必要があります。
何らかの形で進行度合いがわからなければ、どれだけ成果があがったのかもわかりません。
通常は、原価比例法で工事進捗度を考えます。
工事収益総額は、契約段階で決められた請負の対価です。
工事原価総額を事前にしっかり見積もることができれば、発生原価の集計もできます。
工事進行基準を適用するかどうかの分かれ目は、(2)の工事原価総額をしっかり見積もることができるかにあるといってよいでしょう。
両基準の適用の関係(選択→条件付強制)への変更とその基礎にリスクからの解放がある点をしっかり理解しておきましょう。
そうだ、会計基準を読もう!!(リスクからの解放の考え方が背後にあるよ♪)
・会計基準を読もう!!<目次>
工事契約に関して、工事の進行途上においても、その進捗部分について成果の確実性が認められる場合には工事進行基準を適用し、この要件を満たさない場合には工事完成基準を適用する。
進捗部分の成果の確実性が認められる場合には、工事進行基準を適用し、そうでない場合は工事完成基準を適用する。
この背後にある考え方は、何でしょうか?
そう、投資のリスクからの解放です。
投資のリスクからの解放は「投資にあたって期待された成果が事実として確定すること」をもって純利益(収益・費用)を認識する考え方です。
リスクは不確定・不確実を意味しますので、リスクから解放された状態は、「不」がとれて、確定・確実な状態を意味します。
期待した成果が事実として確定したことをもって純利益を認識するのがリスクからの解放です。
工事の完成・引渡しの段階でリスクから解放されていることは間違いありません。
問題は工事がまだ完成し、引渡しが終わっていない段階で収益等を認識することについてです。
工事の進行に応じて成果が確実であることが確認できるならその部分については、収益等を認識すべきというのが基本的な考え方です。
成果を確認できるためには、次の3つを確実に見積もることができる必要があります。
(1)工事収益総額
(2)工事原価総額
(3)決算日における工事進捗度
全体の利益が皆目わからないのでは、どれだけの成果があがったのかを確認する術はありません。
収益−費用(原価)が利益ですので、工事収益と工事原価がしっかり見積もることができる必要があります。
何らかの形で進行度合いがわからなければ、どれだけ成果があがったのかもわかりません。
通常は、原価比例法で工事進捗度を考えます。
工事収益総額は、契約段階で決められた請負の対価です。
工事原価総額を事前にしっかり見積もることができれば、発生原価の集計もできます。
工事進行基準を適用するかどうかの分かれ目は、(2)の工事原価総額をしっかり見積もることができるかにあるといってよいでしょう。
両基準の適用の関係(選択→条件付強制)への変更とその基礎にリスクからの解放がある点をしっかり理解しておきましょう。
そうだ、会計基準を読もう!!(リスクからの解放の考え方が背後にあるよ♪)
・会計基準を読もう!!<目次>
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