財務諸表論については、今年は○×問題を継続的に出題することにしました。

税理士試験では、あまり○×という形式での出題はありません。

しかし、出題の可能性が全くない訳ではないでしょうし、短時間でのチェックにはもってこいです。



税理士試験では特に国税で出題傾向の変化が顕著です。

以前は用意した解答をベタで書いていればよいという出題も少なくありませんでした。

いわゆる理解型にシフトしているといってよいでしょう。

財務諸表論では、このところ会計基準の表面的な知識を問う出題が続いています。

本年の第二問はこの流れにあります。

一方、本年の第一問は基準を単純に問うというよりもその内容をしっかり理解しているかという視点がみられました。

来年の出題がどうなるかはわかりませんが、両にらみ以外にないかもしれません。

やや対処しにくいのがやはり第一問のような出題でしょう。

これで済むという特効薬はありません。

知識の確認を単純な反復にせず、むしろ多くの問題と接する方が効果的ではないかと思います。


やや難易度は高めですが、数多くの問題に接することでしっかりとした知識を身につける材料にしていただければと思います。


税理士試験 財務諸表論 ○×問題