財務諸表論の過去の出題を振り返ってみました。
この時期に学習効果の高いのは理論ではありますが、計算もやらないと落ちてしまいます。

自分のこれまでの学習を勘案し、苦手な方に力を入れるにせよ余りにアンバランスにならないように気をつけましょう。

まずは理論の出題傾向です。


(1)会計基準

会計基準を問われることが多くなっています。

特にここ2年は、全面的に会計基準からの出題といってかまいません。

傾向を見る限り、2問とも会計基準か、1問がやや外れた出題というのが順当なところでしょう。

未出題ないしはそれに近い会計基準は要注意です。

リース基準、棚卸資産基準はヤバイです。

その他には退職給付、税効果あたりもヤバイです。


(2)出題形式

出題形式としては、穴埋め+短い記述が定着しています。

記述は、横線だけのものがこのところ続いていますが、一応はマス目状のものも少し解いておきたいです。

穴埋めは、第三問でも問われる可能性があることを考えるとやはり会計基準の学習を中心に進めたいです。


(3)ヒネリ対策

理論ではテーマ性を持ちながらやや離れたと思える項目との関連を聞く出題が目立ちます。

ここはなかなか対処が難しいです。

想定されるヤマ項目+気になる項目についてはしっかりやるとして、他の多くの項目については、むしろ会計基準をしっかり読むことをこころがけましょう。



次に計算です。

(1)準拠法

財務諸表論の出題では、会社法(昔は商法)の出題が多くなっています。

財務諸表等規則での出題も考えられなくはありませんが、平成19年に出題されています。

順当には会社計算規則での出題が予想されます。


(2)財務諸表の形式

このところは貸借対照表と損益計算書の出題が多くなっています。

会社法施行後、株主資本等変動計算書の出題がありませんので、株主資本等変動計算書は、注記も含めてしっかりやっておきましょう。

これまでの財務諸表論で出題実績のないキャッシュ・フロー計算書等の出題があるかは、残念ながらわかりません。


(3)業種

財務諸表論の出題としては、製造業が多かったのですが、最近は出題されていません。

また、復活する可能性も十分にありますので、製造業の出題にも対処できるようにする必要があるでしょう。

やや特異な業種の出題があるかは、わかりません。