本ブログでは紹介の頻度が高い「茂木健一郎」さんの新刊です。

タイトルはイマイチかな。

導火線がなあ。

どうかせんと(←アンタがイマイチでしょ)。

最近の自分の関心が「ひらめき」にあるせいか共感する部分が多い。

いや私の関心はむしろ「気づき」といった方がよいかもしれない。

発明というよりは、発見(気づき)に近い。

「あっ!」

「おっ!」

「おーっ!」

「えっ!」

こんな言葉が学習中に出てくる。

その感覚こそが大事なのだ。

この小さなひらめきを出せるかどうかがその後の学習効果に大きく影響する。



サブタイトルにあるトヨタとノーベル賞もトヨタ(気づき)、ノーベル賞(ひらめき)ととりあえず言葉を分けるとその意味も腑に落ちる。

小さなひらめきを集めるシステムの「カイゼン」とノーベル賞を受賞するような大きなひらめきの間には驚くほど差異はない。

むしろ、小さなひらめきを数多く経ることによってその中から大きなひらめきが生まれるのだ。

学習の過程もなんら異ならない。


学習とは知識をつめ込むことだと勘違いしている人は少なくない。だが、知識をただ取り込んだところで、自分自身がやせた土地のままでは、なにも育つことはない。知識をはぐくみ豊かな果実を結ぶには、自らが能動的になって豊かな土壌を耕さなくてはならないのだ。ましてや「やらされている」と思っていては、成長は望めないだろう。常に、自分でやる、ということを忘れてはいけない。
(同書129頁)


何も異論はない。

しかし、それを具体化することが難しい。

単に詰め込まれた知識。

豊かな土壌の中ではぐくまれた知識。

この二つを外部から他者が判断することは簡単ではない。

特にマスの講義などでは初期段階では単なる点数にも違いはあらわれない。

学習の過程では、詰め込まれた単なる知識で得た正解よりも、自らの頭で考えた間違いの方が優れている。

学習そのものを「自分でやる」という視点に自分で気づく以外に途はない。

しかし、それが難しい。



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