平成18年にキャッシュ・フロー計算書、本年に連結財務諸表の出題が簿記論でありました。

負け惜しみも含めて今後を考えてみました。

はっきりとはわかりませんが、異なる試験委員の出題であると推察されます。

両年の出題は、必ずしもキャッシュや連結に習熟していなかったとしても充分に合格の狙える出題ではありました。

しかし、異なる試験委員のもとで出題されたという事実は大きいかもしれません。

正直にいうと連結の出題自体がないのではないか? と思っていました。

一番大きな理由は、典型的な税理士業務を考えた場合にかけはなれているのではないかとの思いが強いからです。

でも、出ました。

残念です。



今後は、キャッシュ、連結ともに以前よりも対応を強化する必要がありそうです。

もしかすると会計士試験との一部科目統合なんて可能性も視野に入れているのかもしれません(まったくの想像ですが)。

これまでよりも連結等の重要性が増すことは間違いありません。

しかし、そんな中でも基礎的な個別項目をきっちりと仕上げることがもっとも重要であることはこれまでと変わりありません。

これまで以上に早期に基礎的な個別項目を仕上げることが要求されることになりそうです。