懐かしい響きの算数。

さて、ここで問題です。

(1)「小数」と「分数」では、小学生にとってどちらが難しいでしょうか?

(2)0.99999………は、1より小さい?それとも同じ?

人形遊びばかりしている小学校3年生の少女が知恵おくれではないかと教え子の親から相談を受けたエピソードから本書は始まります。

子供の親はそれまで勉強もせずにと子供から人形をとりあげていました。

著者は、むしろ人形のことをたくさん知っている少女をほめ、人形のことを少女から聞こうとします。

先生公認のもと少女は、やがて母親の協力を得て各国の人形が貼り付けられた大きな世界地図をつくりあげます。

その後、少女の関心は、人形から服装や髪型に移り、その翌年には、「ふくそうとかみがた」について日本の歴史を踏まえた立派な自由研究を行ったそうです。

誰にも長所があり、短所もある。

短所を矯正するのではなく、長所をのばすべき。

そんな教育の原点ともいうべき考え方がゆるやかに、しかし、あたたかく本書をおおっています。

簿記の受験指導で全面的に取り入れることなどムリな注文でしょうが、少しでもそのエッセンスを取り入れられたらいいなあと思います。



問題の答えです。

(1)分数の方が一般的には難しい(同書80頁)

(2)1と同じ(同書90頁)


小数の方が10進数をもとにしており、cm(センチメートル)とmm(ミリメートル)の関係等をすでに習っているため、わかりやすいだろうとこのことです。

3分の1は、0.33333………で、これが3つ集まると1。
3分の1が3つ集まると1なので、0.99999………は1と同じ。
あっ。これは納得です。
いや、私は1より小さいと思いましたよ。
まったく。



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