(一連の会計処理)
講 師:「まずは、あまり複雑な要素を省いて一連の会計処理を考えてみようか。」

モン吉:「はい!!」

講 師:「ちょっと一連の流れをみておこう。」

モン吉:「まず、委託者が商品を受託者に送るんですね。」

講 師:「そうだね。そのことを積送っていったりするね。」

モン吉:「積送するから積送品なんですね。」

講 師:「そうだね。商品の積送バージョンかな。」

モン吉:「販売を頼まれた人(受託者)がその商品をお客さんに販売する。」

講 師:「その結果を委託者に報告する。これは売上計算書を送るってことだね。」


(1)積送時
(借)積送品××× (貸)仕入×××

(2)受託者の商品販売
処理なし

(3)売上計算書の到着
(借)売掛金××× (貸)積送品売上×××

   仕 入×××    積送品  ×××

(4)決算
なし

モン吉:「あれっ。なんか思ってたよりシンプルですね。」

講 師:「ちょっと面倒な要素は省いたからね。」

モン吉:「こうやってみると試用販売と変わりませんね。」

講 師:「そうだね。試用販売のときにやった手許商品区分法(その都度法)とまったく一緒だよ。」

モン吉:「試用品が積送品に変っただけですね。」

講 師:「そうだね。試用販売ではとりあえずはお客さんに品物を送ってるんで売価での対照勘定法があったけど委託販売はまだ売れたとはまるでいえないから手許商品区分法が中心だね。」

モン吉:「でもなんかゴチャゴチャになるんです。」

講 師:「それはこれから解決していこう。」

モン吉:「はい!!」

・モン吉くんと学ぶ委託販売(3)

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