タイトルに思わず唸った。

一般の書籍など紹介しまいと思っていたものの負けた。

たった6文字のタイトルに。

作者は、「脳を活かす勉強法」でおなじみの茂木健一郎

とにかくタイトルにやられたとの想いが強い。



かつて、「みえない「象」をみる努力」という記事を書いた。

抽象的な理論をわしづかみにすることなどできない。

ゆっくりといくしかない。

そう、必要なのは思考の補助線なのだ。


小林秀雄が講演の中で現代の知識人を揶揄して使った言葉、「悩みも悟りもしないやつに」ならないためにも、一見両立させようがないように見えるものの間を結び、そこに気づかなかった風景を見たい。何時間かけても解けなかった幾何学の問題が、たった一本の補助線を引くだけで見通しがつき、一挙に解決に向かうように、何らかの新しい視点を得る努力をしてみたい。



やられた。

同書を読んで、いや、同書のタイトルから自分のしたいことがはっきりとわかった。

補助線を引きたいのだ。