(問題)現金主義とは何か。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
現金収支(収入と支出)により収益費用を認識する考え方を「現金主義」といいます。

現金収入があった時点で収益を認識し、現金支出があった時点で費用を認識します。

固定資産は、購入時に費用処理されます。

掛仕入や掛売上は、現金の収支時に売上原価と売上収益が認識されます。

棚卸資産の在庫が加味されることはありません。

現金主義に基づく会計は、現金主義会計と呼ばれます。

固定設備が多く、信用取引が行われ、棚卸資産在庫を抱える現代の株式会社企業については、合理的な損益計算を行うことはできず、現金主義会計は適合しません。

現在では、固定設備を有せず、信用取引が行われず、棚卸資産在庫もないような小規模な企業にのみ合理性を持ちます。



財務会計講義<第24版>
・現金主義会計:72頁


つながる会計理論<第2版>
・5-3 題名:45頁
・Ch5問題1−2(空欄補充):47頁
・Ch5問題3−3(現金主義とは?):49頁


(解答)
現金収支により収益費用を認識する考え方