(問題)損益計算書における総額主義の根拠は何か。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
損益計算書における収益と費用を相殺してしまうと取引の規模が損益計算書に示されず、企業の活動規模がわかりません。

このため損益計算書では収益と費用の全部又は一部の相殺が禁じられています。

たとえば、売上高と売上原価を相殺して売上総利益のみを表示しては、どれだけ商品を販売したかがわかりません。

小売店であれば、その店舗でどれだけを外部の顧客に販売したのかは一つの大きな情報です。

売上のことを「年商」というのもその表れでしょう。

どれだけの商品を販売し、そしてどれだけの利益を得たのかは基本的な情報として有用です。

ある収益と費用の全部を相殺してはいけませんし、もちろんその一部分を相殺することも認められません。



(会計基準)
・損益計算書原則一B


財務会計講義<第22版>
・総額主義:245頁


つながる会計理論<第2版>
・4-3 損益計算書の本質と総額主義の原則:36頁
・Ch4問題1−2(空欄補充):37頁
・Ch4問題2−2(正誤):37頁
・Ch4問題2−8(貸借対照表における総額主義の根拠は?)

(解答)
取引の量的規模を示すため