(問題)単一性の原則で指摘されている財務諸表の作成目的をあげよ。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
単一性の原則は、財務諸表の形式的な多元性を認めながら、その実質的な一元性を求めた原則です。

単一性の原則では、株主総会提出、信用目的(銀行)、租税目的(国)といった財務諸表の作成目的をあげています。

株主総会で株主を対象にし、また、金融機関から資金を借り入れる際に、また、税務申告の添付資料として等の様々な目的で企業は財務諸表を作成します。

このような目的に応じて形式が異なる財務諸表が作成されることがあっても、その記録は帳簿記録から誘導的に作成されたものであってその実質が異なってはならないことを要請するのが単一性の原則です。

実質一元、形式多元を要求するのが単一性の原則であり、二重帳簿を排除する原則ともいわれます。

なお、このような企業会計原則における考え方とは異なり、概念フレームワークでは、メインの利害関係者を投資者(証券市場での株式や社債の売買を行う者)に絞っています。

投資家に対して意思決定に有用な情報を提供することが財務報告の目的であるとされます。




(会計基準等)
・企業会計原則 一般原則七


つながる会計理論<第2版>
・単一性の原則:67頁


つながる会計理論
・2-8 保守主義の原則・単一性の原則:16頁
・Ch1問題7−9(単一性の原則にいう財務諸表の作成目的は?):23頁


(1)株主総会提出
(2)信用目的
(3)租税目的