(問題)金融商品取引法会計で重視される会計の機能は何か。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
金融商品取引法会計では、投資者に対する「情報提供機能」が重視されます。

投資者が証券市場で株式や社債を購入(売却)するのは儲けるため。

投資者は、いろいろな要素を勘案して投資の検討をします。

この株(社債)は上がるだろう。今、この株はヤバイから社債を買おうかな。

そんな判断の参考材料として企業がこれまでにどんな業績をあげ、そして今、どれだけ財産を持っているかの情報を貸借対照表や損益計算書といった財務諸表で提供することが金融商品取引法の描く姿といえます。

ある程度の将来の予想の役にも立つとはいえそうですが、基本的には過去の実績を示すものといってよいでしょう。

かつてよりもこの情報提供機能の役割は大きくなっています。




財務会計講義<第24版>
・情報提供機能:9頁
・金融商品取引法による会計:16頁


つながる会計理論<第2版>
・26-4 財務会計の機能と制度会計
・Ch26問題1−1(空欄補充)
・Ch26問題3−6(金融商品取引法会計で重視される会計の機能は?)


(関連問題)
問題7(金商法会計の中心的利害関係者)
問題8(財務会計の機能)


(解答)
情報提供機能