単純な個別問題の出題がなく、一般的な総合問題と本支店会計の出題でした。
第一問の総合問題の中に持分法の出題があり、翌年以後の連結の出題が気になります。
また、計算用紙としてこれまでのT字ではなく、精算表(第二問と第三問)が用意されていた点が目をひきました。

(第一問)総合問題
一般的な決算整理型の総合問題です。
税理士試験では初となる持分法の出題がありました。
解答には一ヶ所しか影響しませんが、翌年以後の出題が気になるところです。

(第二問)本支店会計
本支店会計の出題ですが、やや個別的出題の要素を含んだ出題でした。
支店独自の損益計算書→未達取引→合併精算表という形式での本支店会計の出題が柱です。
これに期別後入先出法と組み合わせによる正誤問題の出題がありました。
とてもバラエティに富んだ出題形式でした。

(第三問)総合問題
決算整理型の総合問題でした。
消費税、税効果があるのは、前年と同様です。
もっとも特徴があったのが当座関係です。
当座照合が当座照合表で出題されており、この点、実務経験のある方の方が若干有利かもしれません。