(問題)継続性の原則の必要性を2点示せ。なお、企業会計原則で示されるものを先に示すこと。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
継続性の原則は、会計処理の継続適用を要求した原則です。

〆睫浬表の期間比較の可能性を確保し、経営者の利益操作を排除することに継続性の原則の狙いがあります。

前期と異なる会計処理が適用されていた場合、前期と当期の財務諸表を単純に比較することは困難です。

たとえば、ある有形固定資産を定額法で減価償却していた場合には、その減価償却費の期間損益計算に与える影響は毎期同じです。

これを他の方法に変更することにより利益が変われば、期間比較は難しくなります。

また、経営者が会計処理方法を変更(定額法⇒定率法等)によって利益額を操作できれば大きな問題でしょう。

複数の方法が認められている場合、多くの場合の計算結果は異なります。

これを利用して利益を自分の思うとおりに操作することがあってはなりません。

この2点(期間比較性の確保、利益操作排除)から、継続性の原則の適用が要求されます。



(会計基準等)
・企業会計原則 一般原則五 注解3


財務会計講義<第22版>
・継続性の原則:65頁


つながる会計理論<第2版>
・2-7 継続性の原則:15頁
・Ch2問題5−1:1頁(空欄補充)
・Ch2問題3−3(継続性の原則の必要性は?):23頁


(解答)
(1)利益操作の排除(2)期間比較の可能性の確保