(問題)真実性の原則における真実は、一般にどのような真実か。

(解答)
解答は一番下です。


(コメント)
真実性の原則は、企業の「真実な報告」を要請した原則です。

正しい報告をしろってことですね(←ざっくりですな)。

企業会計原則、一般原則第一は、次のよう規定します。

「企業会計は、企業の財政状態及び経営成績に関して真実な報告を提供するものでなければならない。」

真実性の原則にいう真実は、「絶対的真実」ではなく、「相対的真実」といわれます。

会計の目的は歴史的に変遷しており、ある会計処理が絶対的ということはありません。

また、今日の会計は、複数の処理方法の選択が認められ、会計数値の算出に見積りが介入することも多く、経営者が異なった場合にも単一の利益が算出されるとは限りません。

会計上の利益は、誰が処理しても単一の利益が算出されるわけではなく(絶対的真実性)、あくまでも相対的なものなのです。

何が真実かは微妙ですが、真実性の原則以下の企業会計原則をはじめとする会計基準が守られてはじめて真実な報告ができるといえます。

その意味で真実性の原則は他の企業会計原則の規定とは異なる上位規範であり、「最高規範」といわれます。



(会計基準等)
・企業会計原則 一般原則一


財務会計講義<第22版>
・真実性の原則:61頁


つながる会計理論<第2版>
・2-2 真実性の原則
・Ch2問題1−1(空欄補充)
・Ch2問題3−1(真実性の原則における真実は?)


(解答)
相対的真実