簿記の問題、解いてますか?

小さな問題、大きな問題、とくにくたくさん解きましょう。

とくに演習不足を感じている方は問題を解かないとはじまりませんよね。

とくにかく解く。

小さなやさしい問題からでいいです。

調子がのってきたら大きな問題や難しい問題も解いてみる。

そんな感じでたくさん解きましょう!!

1日1問(最低)。

約束だよ♪



さて、総合問題の解き方の話をつづけています。

総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型等があります。

前回、決算整理型における併用の可能性を考えました。

問題の解き方に絶対はありません。

併用の仕方にも絶対はありません。

状況に応じて変える柔軟なスタンスの方がよい結果につながるのではないかと思います。

あくまでも限定的ですが、次のような組み合わせを提案しました。

(1)試算表加工中心+一部元帳+一部仕訳

(2)仕訳中心+一部元帳


これに解答用紙へのダイレクトの記入も加えて考えましょう。

結局は、問題の解き方といっても、一つ一つの会計処理レベルに還元すれば、会計処理をどこに行うかの違いに過ぎないことがわかります。

(1)仕訳を書く

(2)元帳に書く

(3)試算表に書く

(4)解答に直接書く

このどこに重点を置くかの違いにすぎない訳です。

同じ作業(たとえば仕訳)を継続して行っている方が正確性は増します。

そして演習量に応じてスピードもちょっとずつ増します。

しかし、劇的にスピードが増すことはありません。

もっとも早い方法を模索してやり方を変えればスピードが劇的にあがる可能性があります。

しかし、正確性が落ちる可能性も大きいです。


要は「バランス」の問題といえるでしょう。

そしてこの「バランス」に絶対はありません。

問題によって、また、解く人(の力、特徴等)によって異なるハズです。

で、このチェック法ですが、実践で試す以外にないと思います。

実践で試して事後の解答チェックの際に解き方チェックも並行して行うのです。

で、微調整です。

このような試行錯誤は、例えば最初の問題の読み方にも及ぶかもしれません。

問題をサラリと読む段階の話です。

どの方式を中心にいくのか。

ある勘定を元帳(T字)を書いておくか。

そして実際に問題をといてみて、その判断が正しかったのかの検証を行う訳です。

会計処理のチェック以外に解き方チェックも行うようにしましょう。



そうだ、問題を解こう!!(ちょっとずつの試行錯誤が、ずーっと同じ方法よりも最終的な得点アップにつながります)