簿記の問題、解いてますか?

簿記の問題は、1日1問。

これ日本の常識アルヨ(←何人?)。

連休中がまとめ解きのチャンスです。

苦手項目の克服とまとめ解き、この連休中に実行しましょう!!



さて、総合問題の解き方のラフな類型には、仕訳型、元帳型、試算表加工型があります。

典型的な合格者は、自分の得意な形を持っているのではないかと思います。

で、何が得意かで合格の可能性の高低はないと思います(仕訳型の人が受かりやすい等)。

常にそれに固執している訳でもないようです。

ちょっとそれぞれの方法の長所と短所を考えてみましょう。


(仕訳型)
長所:ミスは少ない
短所:時間がかかる(仕訳、集計)

(元帳型)
長所:動きの多い科目に強い、推定に強い
短所:時間がかかる(T字の用意)

(試算表加工型)
長所:早い
短所:動きの多い科目に弱い


さて、上記の長所と短所をふまえて併用の可能性を考えてみましょう。

注目すべきは、長所です。

仕訳型→ミスが少ない

元帳型→動きの多い科目に強い、推定に強い

試算表加工型→早い


スピードという点では、試算表加工型に軍配があがります。

しかし、慣れが必要です。

ある程度(←どの程度が難しいですが)やってもガタガタになってしまうなら、試算表加工は薄めにいかざるを得ません。

試算表加工をとらなくてももちろん合格は可能です。

試算表加工を試して、「えっ。こんなに早くできるの」という感想をもたれた方は、本格的な移行を検討してみてください。

その場合には、次の点に注意しましょう。

(1)仕訳が複雑なものは、仕訳をきらざるを得ない

(2)科目の動きが激しい場合には、元帳(T字)を書いた方がいい

(3)推定要素がありそうな科目は、元帳(T字)を書いた方がいい


以上、整理しますと、決算整理型の総合問題では、次のような類型の併用がよいかもしれません。

(1)試算表加工中心+一部元帳+一部仕訳

(2)仕訳中心+一部元帳

絶対的な黄金の組み合わせは、ありません。

問題によって違うハズです。

しかも、あったとしても問題を解いて後の検討でそれがわかる感じでしょう。

ただ、経験を積めば、初見でそれなりによい感じの解き方ができる確率は高くなります。

ラフなスタンスを決めておいて、ダイレクトの解答をこころがけつつ、組み合わせを模索するのがよいと思います。



次回以後では、決算整理型以外(期中処理が多い場合等)の出題に対する対処を考えてみたいと思います。


そうだ、問題を解こう!!(休み中にたくさん問題を解いて、いろいろ試してみましょう)