コメント一覧 (6)
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- 2012年10月11日 21:10
- kamisuechiさん、こんばんは。
うーん、ここはちょっとわからないですね。
動態論をどう考えるかですが、もともと処分可能利益云々の議論はわが国独特のものだと思います。
そこをかませて動態論といったときの動態論が何を意味するのかちょっと微妙かもしれないです。
動態論は利益計算をきちんとすることを狙っている。
そのためにとっている手段が収支の損益への変換です。
たとえば備品500円を購入して、費用(減価償却費)の適正額が100円だとします。
支出500円のうち、損益計算をちゃんとした残り400円が資産です。
支出額500円を基礎とする以上、資産はその金額(から費用を控除した金額)で評価されます。
このような筋道に必ずしも処分可能利益の算定という要素は必要がある感じではありません。
もし処分可能利益を算定する必要がなければ、資産の評価は取得原価ではないのかというとそんな事はありません(アメリカはでは処分可能利益の考え方が希薄ですが、動態論のもとでは原価評価でした)。
つまり、ちょっとロジックがおかしいと思います(よくある議論ではあるのですが、私には理解できないといった意味です。)。
利益計算を処分可能利益の算定に利用していたというあたりが正しいように思います。
筋道の途中がちょっと賛同できませんので、全体の論評もできないということになってしまいます。
すみません。
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- 2012年10月12日 05:17
- 先生おはようございます。
ご回答ありがとうございました。
知人に動態論の下では取得原価が当たり前だと言われて、ふと両者の関係性が気になり考えてみると、よくわからり質問しました。(^^;;
期間損益計算によって算定される利益には処分可能性を有しなければならない。
↓
利益計算を処分可能利益の算定に利用していた。
このあたりの違いでしょうか?
うーん、むずかしいですね。
ちなみに、
備品を減価償却控除後の金額で評価する事には、処分可能利益を算定要素が必要ある感じではない。
という文章がありましたがそれはなぜでしょうか?
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- 2012年10月12日 13:02
- kamisuechiさん、こんにちは。
処分可能性の話を入れない方がいいと私が思っているということですね。
抜いても(以前から)説明できると思っています。
投資家が見ているのは純利益をはじめとする利益であって、処分可能利益ではないということでしょうか。
従来は、ここに処分可能利益をかぶらせていただけだと思います(ある時代の日本という意味ですが)。
備品の減価償却費は、処分可能利益の理屈とは独立して算定されています。
もちろん会計は事実(収支)を期間配分した結果に過ぎませんから、費用性の支出であれば、費用にならなかった部分は資産になります。
資産をなぜ取得原価で評価するのかは、会計的には、ここに言いつくされているように思っています。
このような論理は、利益の処分可能性を一切、介在させずに展開することが可能で、その方がスジが通っているように思います。
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- 2012年10月12日 18:00
- 先生こんばんわ。
会計の目的を、投資者保護のための収益力の表示とする。
↓
そのためには、同一の会計期間における収益と費用の対応による期間損益を算定しなければならない。
↓
よって、資産を取得原価により評価する。
という展開でいいでしょうか?
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- 2012年10月12日 22:11
- kamisuechiさん、こんばんは。
えーっと、そんな感じでしょうか(どこかに支出⇒費用の話を入れた方がいい気がします)。
損益計算をネライとして、支出を費用に変換する過程で生ずる項目が資産というのが動態論です。
つまり、損益計算目的があって、支出のうち費用にならなかったものが資産。
そこでの資産の評価額は、必ずしも大きな意味を持つものではありません。
その資産が取得原価で評価される理由をなぜクローズアップするのが私的にちょっとわかっていないということかもしれません。
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概念フレームワークの質問に対するご回答ありがとうございました。
全体としての流れはつかめた感じです。
引き続き頑張っていきます。
また質問なんですが、
動態論と取得原価主義の関連性についてなんですが、以下のような考え方でよろしいでしょうか?
動態論は、収益力の表示を目的とする。
↓
収益力の表示は適正な期間損益計算を前提とする。
↓
期間損益計算によって算定される利益には処分可能性を有しなければならない。
↓
そのためには、資産を支出額によって評価しなければならない。
↓
よって動態論の下では、費用性資産は取得原価で評価する。
このような考え方でよかったでしょうか?