繰延資産は、5つに整理されました。
株式交付費、社債発行費、創立費、開業費、開発費の5つです。

なくなった繰延資産は、試験研究費、建設利息、社債発行差金です。
試験研究費は、以前から費用処理(研究開発費)でした。
建設利息は、実際の需要もないため無くなったようです。
社債発行差金は、社債を額面ではなく、実質価額(当初は発行価額)で計上することが可能となったため、無くなりました。
社債の処理は、これまでいわば両建て(社債額面→社債と社債発行差金)で行っていた処理を純額で行うことになりました。
保有社債と考え方は全く同じです。

(保有社債の場合)
投資有価証券(資産)と有価証券利息(収益)

(社債の場合)
社債(負債)と社債利息(費用)

考え方は全く逆で同じなんですが、………慣れは必要です。

私もゆっくりならいけます(って、ゆっくりなんでつか)。