会計の意義について説明しなさい、などという出題が財務諸表論でなされることは、考えにくいでしょう。
しかし、結果論かもしれませんが、財務諸表論の合格者に「会計とは」という問いを発して、その返答にまるで窮することはないと思います。
これから学習していくその対象を自らの言葉で自然に語れるようでなければ(もちろん最終的にですが)、合格は遠いでしょう。
その意味で、試験に出るでないとは別に、しっかりと刻み込んでおく必要があるのではないかと思います。

会計は、一般的には、「計算」の意味をもって使用される場合が多いですが、会計学的には、むしろ報告(伝達)に重点が置かれる場合が多いかもしれません。
その点を踏まえて、「会計」と「企業会計」の意義を覚えるという感じではなく、当然に出てくるという状態にしておく必要はあると思います。

会計の意義よりは、出題の可能性は高いとはいえるかもしれませんが、やはり、財務諸表論の出題で、「財務会計について述べよ」なんていうのも想定しにくいです。
ただ、これも会計の場合と同じように、財務会計と管理会計、後に出てくる制度会計とどう違うの?という問いに、財務諸表論合格者が答えられないというのは、考えにくいです。

特に税理士試験では、試験そのものから管理会計が除外されていますので、この辺は、日商一級や公認会計士試験との学習範囲の違いの大きな点ともいえるでしょう。

財務会計が外部報告会計で、管理会計が内部報告会計ってのを常識的に知っていればよいかなあというあたりに落ち着きそうです。