2006年08月15日
簿記論の平成19年度からの変更点
とてもご要望の多い会社法による変更等の平成19年度からの変更点について、確定しているものを簡単にまとめてみました。
内容のご紹介というよりも、変る箇所のご紹介という程度のものです。
既にブログでご紹介しているものもありますが、その記事へのリンクや書き下ろしという形で内容の拡充もしていきたいと思います。
このブログ内の各記事の冒頭の(※)が改訂未了、(★)が改訂後を意味しています(改訂未了も気づいたものだけですが)。
【財務諸表】(平成18年5月1日以後終了事業年度より)
※表示が中心ですが、関連して処理(科目)が変る部分もあります。
(1)貸借対照表
「資本の部」の「純資産の部」への変更
※全部(部分)資本直入法→全部(部分)純資産直入法
※株式等評価差額金→その他有価証券評価差額金
※当期未処分利益→繰越利益剰余金
(2)損益計算書
当期純利益まで
区分名称の廃止
(3)株主資本等変動計算書の導入
利益処分計算書は廃止
※利益処分方式のタイミング
【繰延資産】(平成18年8月11日以後終了事業年度より)
(1)種類
1.株式交付費(新株発行費用・自己株式処分費用)
2.社債発行費
3.創立費
4.開業費
5.開発費
(2)会計処理
原則費用(営業外費用)処理で、従来的期間での繰延資産計上可
(3)その他
建設利息の廃止
社債発行差金は、社債額面から直接加減(原則・利息法による償却原価法適用。定額法許容)
【金融商品】(平成18年8月11日以後終了事業年度より)
債務(社債等)について償却原価法の適用
【企業結合・事業分離】(平成18年4月1以後開始事業年度)
営業権(5年)→のれん(20年、負ののれんあり)
※根本的に変る部分です
【その他】
資本関連は大きく変ります
利益処分の経理処理も変ります(繰越利益剰余金での一勘定、マイナスあり、かな)。
内容のご紹介というよりも、変る箇所のご紹介という程度のものです。
既にブログでご紹介しているものもありますが、その記事へのリンクや書き下ろしという形で内容の拡充もしていきたいと思います。
このブログ内の各記事の冒頭の(※)が改訂未了、(★)が改訂後を意味しています(改訂未了も気づいたものだけですが)。
【財務諸表】(平成18年5月1日以後終了事業年度より)
※表示が中心ですが、関連して処理(科目)が変る部分もあります。
(1)貸借対照表
「資本の部」の「純資産の部」への変更
※全部(部分)資本直入法→全部(部分)純資産直入法
※株式等評価差額金→その他有価証券評価差額金
※当期未処分利益→繰越利益剰余金
(2)損益計算書
当期純利益まで
区分名称の廃止
(3)株主資本等変動計算書の導入
利益処分計算書は廃止
※利益処分方式のタイミング
【繰延資産】(平成18年8月11日以後終了事業年度より)
(1)種類
1.株式交付費(新株発行費用・自己株式処分費用)
2.社債発行費
3.創立費
4.開業費
5.開発費
(2)会計処理
原則費用(営業外費用)処理で、従来的期間での繰延資産計上可
(3)その他
建設利息の廃止
社債発行差金は、社債額面から直接加減(原則・利息法による償却原価法適用。定額法許容)
【金融商品】(平成18年8月11日以後終了事業年度より)
債務(社債等)について償却原価法の適用
【企業結合・事業分離】(平成18年4月1以後開始事業年度)
営業権(5年)→のれん(20年、負ののれんあり)
※根本的に変る部分です
【その他】
資本関連は大きく変ります
利益処分の経理処理も変ります(繰越利益剰余金での一勘定、マイナスあり、かな)。
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この記事へのコメント
1. Posted by どんぐり
2006年08月23日 15:43
こんにちは。
変更点をまとめて頂きましてありがとうございます。
企業結合会計では、営業権がのれんとなって償却年数が変わる他は、合併、株式交換、株式移転などの会計処理(仕訳)は特に変更はないのでしょうか。
18年用の問題集を何度もやり直しているところなのですが、これで練習して大丈夫かと気になってしまいました。
変更点をまとめて頂きましてありがとうございます。
企業結合会計では、営業権がのれんとなって償却年数が変わる他は、合併、株式交換、株式移転などの会計処理(仕訳)は特に変更はないのでしょうか。
18年用の問題集を何度もやり直しているところなのですが、これで練習して大丈夫かと気になってしまいました。
2. Posted by
講師
2006年08月23日 23:53
こんにちは。
企業結合がらみは、新しい基準が出来ていますので、変ったといえば変っています。
ただ、どちらかというと従来の「理論的な処理」を基準化した形に近いことは近いですが。
「商法に基づいて」というような出題は、パスした方がよいと思います。
このブログでは、早くても年明け以降のご紹介ということになってしまうと思います。
企業結合がらみは、新しい基準が出来ていますので、変ったといえば変っています。
ただ、どちらかというと従来の「理論的な処理」を基準化した形に近いことは近いですが。
「商法に基づいて」というような出題は、パスした方がよいと思います。
このブログでは、早くても年明け以降のご紹介ということになってしまうと思います。
3. Posted by どんぐり
2006年08月24日 07:13
わかりました。
年明けからの更新に注目します。よろしくお願いいたします。
年明けからの更新に注目します。よろしくお願いいたします。
4. Posted by 受験生
2006年09月02日 17:40
こんにちは。教えてください。
上記にあげて頂いたもの、表示区分と科目の変更、会社会計絡み、繰延資産、企業結合以外は去年の問題集で独学しても大丈夫でしょうか?
本支店、特売、帳簿、建設業、製造業、連結、キャッシュフロー等構造論点的なものソフトウェア、研究開発費、減損会計等は変更ないとおもってよろしいですか?
また会社法変更部分の対策なのですが、年明け以降外販の問題集で変更部分だけをあげたものの問題集とか参考書は発売されるでしょうか?
学校の問題集に限らずです。去年まで簿記論受講していた者が変更部分だけを学びたいと思った時に有効な方法ってありますか?(受講以外で)質問ばかり申し訳ないです。
わかる範囲でお願いします。
上記にあげて頂いたもの、表示区分と科目の変更、会社会計絡み、繰延資産、企業結合以外は去年の問題集で独学しても大丈夫でしょうか?
本支店、特売、帳簿、建設業、製造業、連結、キャッシュフロー等構造論点的なものソフトウェア、研究開発費、減損会計等は変更ないとおもってよろしいですか?
また会社法変更部分の対策なのですが、年明け以降外販の問題集で変更部分だけをあげたものの問題集とか参考書は発売されるでしょうか?
学校の問題集に限らずです。去年まで簿記論受講していた者が変更部分だけを学びたいと思った時に有効な方法ってありますか?(受講以外で)質問ばかり申し訳ないです。
わかる範囲でお願いします。
5. Posted by
講師
2006年09月02日 23:50
受験生さん、こんばんは。
変更点については、私の認識不足がない限り、結構だと思います。
変更点のみを取り上げた問題集が出るかは、ちょっとわかりません(新基準のときのことを考えますと、税理士試験簿記論用という形での出版の目は薄いかもしれません)。
ただ、受験専門誌では、特集や付録という形での対応はなされるのではないかと思います。
このブログでもできるだけ対応は図りたいと思っています。
ご要望がとても多いので、どういう形かはわかりませんが、どうにかしようとは思っています。
はい。
変更点については、私の認識不足がない限り、結構だと思います。
変更点のみを取り上げた問題集が出るかは、ちょっとわかりません(新基準のときのことを考えますと、税理士試験簿記論用という形での出版の目は薄いかもしれません)。
ただ、受験専門誌では、特集や付録という形での対応はなされるのではないかと思います。
このブログでもできるだけ対応は図りたいと思っています。
ご要望がとても多いので、どういう形かはわかりませんが、どうにかしようとは思っています。
はい。
6. Posted by 受験生
2006年09月03日 00:26
ありがとうございます。
頼りになります。
ブログ期待しています。
頼りになります。
ブログ期待しています。
7. Posted by たこ
2006年11月01日 01:03
5年ほど前、簿記論の勉強してました。今年から再チャレンジです。
ただ、本当に金がなく・・。家計からひねり出せないので、去年の教材をオークションか何かで買い、直前気までにお金ためて、直前講座に出ようと思っています。
改正点等の話題が上がっていますが、結局のところ私の方法では無理なのでしょうか?
本当に困っています。
どうしたらいいか是非教えていただければと思います。よろしくお願い致します。
ただ、本当に金がなく・・。家計からひねり出せないので、去年の教材をオークションか何かで買い、直前気までにお金ためて、直前講座に出ようと思っています。
改正点等の話題が上がっていますが、結局のところ私の方法では無理なのでしょうか?
本当に困っています。
どうしたらいいか是非教えていただければと思います。よろしくお願い致します。
8. Posted by
講師
2006年11月02日 22:56
たこさん、はじめまして。
よろしくお願いします。
基本的な勉強方法や使用教材等について、絶対はないのではないかと思っています。
たこさんがおっしゃるような方法でうかる人もいれば、ダメな人もいると思います。
ただ、方法等について、どうか?という聞き方をされる場合、それは(ご自分で)ダメなのではないかと思っている場合が多いようにも思います。
比較的新しい個別・総合計算問題集(大手の今年度版が発売されています←新しい論点がやや不十分ですが)を擦り切れるほどやられてみてはいかがでしょうか?
春先までに本当に擦り切れるほどこなせれば、その後の道は、それほどお金をかけなくても開けるのではないかと思っています。
よろしくお願いします。
基本的な勉強方法や使用教材等について、絶対はないのではないかと思っています。
たこさんがおっしゃるような方法でうかる人もいれば、ダメな人もいると思います。
ただ、方法等について、どうか?という聞き方をされる場合、それは(ご自分で)ダメなのではないかと思っている場合が多いようにも思います。
比較的新しい個別・総合計算問題集(大手の今年度版が発売されています←新しい論点がやや不十分ですが)を擦り切れるほどやられてみてはいかがでしょうか?
春先までに本当に擦り切れるほどこなせれば、その後の道は、それほどお金をかけなくても開けるのではないかと思っています。
9. Posted by ごとっち
2006年11月22日 05:43
はじめましてごとっちといいます。
会計事務所に勤務しながら税理士の勉強をしています。出来れば6月の簿記1級にも挑戦したいのですが、1級受験後1級の学習から簿記論への学習へシフトチェンジしてもまにあうでしょうか?良いほう方法があったら教えてください。
会計事務所に勤務しながら税理士の勉強をしています。出来れば6月の簿記1級にも挑戦したいのですが、1級受験後1級の学習から簿記論への学習へシフトチェンジしてもまにあうでしょうか?良いほう方法があったら教えてください。
10. Posted by
講師
2006年11月23日 00:13
ごとっちさん、はじめまして。
よろしくお願いします。
1級と税理士試験とでかぶらない工簿、原価計算が、1級では戦略的な科目というのが、やや攻略を難しくしている面はあるとは思います。
今、何らかの講座に通われているならそちらをメインにこなすべきだと思います。
独学1級→簿記論は、かなり骨があると思います。6月までは1級に全力投球、そこから範囲の異なる箇所、総合問題を死ぬほど解くことで、不可能ということではないと思います。
1級の商簿、会計が余裕という感じでもし仕上がれば、充分可能性はあると思います。
よろしくお願いします。
1級と税理士試験とでかぶらない工簿、原価計算が、1級では戦略的な科目というのが、やや攻略を難しくしている面はあるとは思います。
今、何らかの講座に通われているならそちらをメインにこなすべきだと思います。
独学1級→簿記論は、かなり骨があると思います。6月までは1級に全力投球、そこから範囲の異なる箇所、総合問題を死ぬほど解くことで、不可能ということではないと思います。
1級の商簿、会計が余裕という感じでもし仕上がれば、充分可能性はあると思います。
11. Posted by ごとっち
2006年11月24日 03:55
すばらしいアドバイスをいただきありがとう御座います。
僕の場合は完全に独学なので、どうなるか分かりませんがまずは1級を攻略して、6月から死ぬ気で簿記論の総合問題をやってみようと思います。工業簿記も原価計算も税理士試験には関係ないですが、勉強のための勉強ではなく将来に対する投資と考えて挑戦してみようと思います。
また質問が変わるのですが、財務諸表論と簿記の会計学はかぶるところがあるのでしょうか?
僕の場合は完全に独学なので、どうなるか分かりませんがまずは1級を攻略して、6月から死ぬ気で簿記論の総合問題をやってみようと思います。工業簿記も原価計算も税理士試験には関係ないですが、勉強のための勉強ではなく将来に対する投資と考えて挑戦してみようと思います。
また質問が変わるのですが、財務諸表論と簿記の会計学はかぶるところがあるのでしょうか?
12. Posted by
講師
2006年11月24日 23:37
今の気持ちを忘れずに、がんばってくださいね。
後段の質問ですが、
範囲的には、似たようなものという感じではあります。
財務諸表論 > 会計学
と考えてよいかと思います。
連結などは、会計学の方が手厚いかと思いますが、他項目については、財務諸表論の方が難易度等も高いです。
という感じでしょうか。
後段の質問ですが、
範囲的には、似たようなものという感じではあります。
財務諸表論 > 会計学
と考えてよいかと思います。
連結などは、会計学の方が手厚いかと思いますが、他項目については、財務諸表論の方が難易度等も高いです。
という感じでしょうか。
13. Posted by crafty
2007年04月14日 00:04
はじめまして
記事がたってずいぶん経つのに、すみません。
今後の改正についてですが、例えば税法上での減価償却方法の変更や、リース資産・債務の表示、それに証券取引法から金融商品取引法への移管など、今後も試験に影響のありそうな内容がたくさんありますが、来年の試験、今秋の教材への反映はあるのでしょうか?
私、来年以降の簿財受験を考えています。気が早いかもしれませんが気になります。
ご回答いただければ幸いです。
記事がたってずいぶん経つのに、すみません。
今後の改正についてですが、例えば税法上での減価償却方法の変更や、リース資産・債務の表示、それに証券取引法から金融商品取引法への移管など、今後も試験に影響のありそうな内容がたくさんありますが、来年の試験、今秋の教材への反映はあるのでしょうか?
私、来年以降の簿財受験を考えています。気が早いかもしれませんが気になります。
ご回答いただければ幸いです。
14. Posted by
講師
2007年04月14日 23:54
craftyさん、はじめまして。
よろしくお願いします。
試験や教材への反映は、あると思います。
ただ、個人的には、リースは別として減価償却関連と金融商品取引法の動向は、税理士試験の簿記論・財務諸表論レベルでは限定的(影響は少ない)のではないかと予想しています。
よろしくお願いします。
試験や教材への反映は、あると思います。
ただ、個人的には、リースは別として減価償却関連と金融商品取引法の動向は、税理士試験の簿記論・財務諸表論レベルでは限定的(影響は少ない)のではないかと予想しています。
15. Posted by crafty
2007年04月15日 11:07
レスありがとうございます。
国際会計基準とのすり合わせなどで今後も改正や変更があるかと思いますが、このあたりについて、今は直前期でもあり時期尚早だとおもわれますので、8月下旬頃にでも取り上げていただけると助かります。
国際会計基準とのすり合わせなどで今後も改正や変更があるかと思いますが、このあたりについて、今は直前期でもあり時期尚早だとおもわれますので、8月下旬頃にでも取り上げていただけると助かります。
16. Posted by
講師
2007年04月16日 00:19
これは私の能力の問題も大きいですが、できるだけご要望にそうようにさせていただきたいと思います。
17. Posted by なな
2007年05月30日 18:33
独学で今回簿記論を受けようと思っているのですが。H19年4月より減価償却の仕方が変わりますよね?
定額法が残存価格引かなくてよくなるとか、定率法の償却率は 定額法の償却率に2.5倍するとか、償却保証率など新しいこともでてくるとおもいます。 ていうことは新しい減価償却の仕方も今回範囲にはいるのですか?
定額法が残存価格引かなくてよくなるとか、定率法の償却率は 定額法の償却率に2.5倍するとか、償却保証率など新しいこともでてくるとおもいます。 ていうことは新しい減価償却の仕方も今回範囲にはいるのですか?
18. Posted by
講師
2007年05月30日 23:26
簿記論は、税法の試験ではありませんので、そもそもの影響は少ないと思います。
私は事実上、影響はないのではないかと思っています(問題の指示を読んで解答できないレベルの出題がないという意味です)。
私は事実上、影響はないのではないかと思っています(問題の指示を読んで解答できないレベルの出題がないという意味です)。

