問題の解答を二度あわせることを目標にしていた私。
問題をたくさん解き、しかも最終値まで合わせなければなりませんでした(って、そうしていただけですが)。
ただ、問題を解く上での工夫が最初からあったという訳ではありません。
細かな点については、徐々に改良されていったように思います。

とにかく時間をかけたくない。
そのためにこころがけたのは、仕訳です。
まずは仕訳そのもののスピードをあげること。
これは大量の問題をしかも複数回解くということでかなり自然にあがったと思います。

そして仕訳は、頭の中できるにしても、できるだけ省略することでした。
もちろん複数行にわたる仕訳などは実際に書いていましたが、その場合にも勘定科目は極めて省略します。
現金預金等は、「C」の一文字。
アルファベットでの略は、現金預金だけでしたが、英語が得意な方は、アルファベットでの略語もいいのではないかと思います。
もっとも勘定科目の省略の仕方で全体の時間がそれほど変わる訳でもありません。
まあ、気持ちの問題です(←気持ちなのね)。

仕訳をできるかぎり省略するにしても、いきなり試算表の数字と仕訳の数字を頭の中で加減する訳にもいきません。
必然的に試算表に加工する方式が中心になりました。
簡単な推定なんかも割と試算表の加工でいけないかをまず考える。
ダメそうならあきらめて「T字」を書いていた感じです。

恐ろしいことに勘定推定の伴う出題でも試算表への加工で結構といていたと思います。
うーん、力技。

これは今思うと、もう少し勘定記入を並行させていた方がスピードは上がったと思います。
特に期中処理の入る問題についてそのことはいえるでしょう。
このためにやや苦手としていたのが期中処理を含む出題だったと思います。

仕訳を書く(実際に表現する)ことは省略するのですが、常に仕訳を介在させる。
試算表の加工(または解答用紙への記入)を通じて常に仕訳を高速できる。
うーん。単純といえば単純ですが、それだけで問題を解くスピードは充分につくのではないかと思います。

その他に気を使っていたことは多くありません。
電卓は最初に買ったものをずーっと使っていました。
今でも12桁さえクリアしていれば、合格には支障がないと思っています。
問題を解くときには、4色ボールペンの青を使っていました。
今は、ほぼマーカーを使いますが、当時は、青のボールペンを解答の際にも使用していました。
すべて青一色です。
これは真っ青ということで賛同者はそれほど多くないかもしれません。

でも、海も青だし。
空も青だし(なんのこっちゃ)。


私の合格体験記(9)