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テキスト記事一覧(簿記一巡)

(2)過去の出題傾向と対策
令和元年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題3題、第三問が決算整理後残高試算表の作成でした。

平成30年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題3題、第三問が決算整理後残高試算表の作成でした。

平成29年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題3題、第三問が決算整理後残高試算表の作成でした。

平成28年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題3題、第三問が決算整理後残高試算表の作成でした。

平成27年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題3題、第三問が貸借対照表及び損益計算書の作成でした。

平成26年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題2題、第三問が貸借対照表、損益計算書及び制作原価報告書の作成でした。

平成25年は、第一問が個別問題2題、第二問が個別問題2題、第三問が決算整理後残高試算表の作成でした。

平成24年は、第一問が個別3題、第二問が個別3題、第三問が本支店会計による決算整理後残高試算表の作成でした。

平成23年は、第一問が一連の仕訳2題。第二問が個別4題。第三問が整理後試算表を作成する出題でした。

平成22年は、第一問が本支店会計の総合問題(損益計算書と貸借対照表の作成、第三問が決算整理型の出題でした。
第二問の個別のうち商品関連の出題で勘定記入を問う出題がありました。

平成21年の第一問と第二問は個別問題、第三問は決算整理型の出題でした。

平成20年の第一問は連結会計の出題、第二問は個別問題、第三問は決算整理型の出題でした。

平成19年の第一問は、決算整理型の損益勘定と残高勘定作成の出題でした。
第二が本支店会計ですが、簿記手続の要素を含む出題でした。

平成18年の第一問は、直接法によるキャッシュ・フロー計算書の出題でした。
キャッシュ・フロー計算書を資料とした簿記一巡の理解を問う出題とみるべきかもしれません。
第三問は、期中処理を含む出題です。

平成17年の第1問(総合)は簿記一巡の流れを問う出題でした。
第3問は期中取引と決算整理がメインです。
この第1問(期首→決算整理)と第3問の関係(期中→決算整理)は平成16年も同様です。

平成15年は、第1問・第3問ともに決算整理が中心でした。
やや長いスパンでみると決算整理を中心とした出題が多いといえます。


総合問題の出題パターンとしては、
(1)一巡
(2)期中+決算整理
(3)決算整理
が考えられますが、いずれにも対処できるようにしておくべきです。
第1問(第2問)ではいずれも、第3問では(2)と(3)が考えやすいといえるでしょう。

ややラフな解法としては(3)については、決算整理前の試算表等に加工する方式が有効な場合が多いです。
(2)は、試算表加工型が有効な場合もありますが、資料の出方次第といったところです。
(1)が必ずしも解法自体が定まらないところで、出題を見て、よく考える以外にないかもしれません。

簿記一巡を意識しなければならない総合問題の出題時には、資料の出方には、充分注意しましょう。