試験の公告があり、また何がでるんだろうか?を考えています。
予想屋としてのサガでしょうか(って、予想屋か?)。

個別具体的な予想があたらないのは例年のこととして(あたらないのね)、予想しますよ。
はい。

過去の出題を考える時に、近時、とても大きな影響を与えたのが、金融商品会計基準をはじめとするいわゆる新会計基準です。
会社法の施行を控え、もう、「新」基準でもないかもしれませんが、簿記論の出題を顧みると必然か否かは別にして、明らかな傾向があると思います。

れは、新基準と構造論点との関係です。
出題の比重が反比例しているんです。
問題の総量が限られている以上、ある程度の傾向があらわれるのも当然ともいえるかもしれません。
しかし、その極めて明確な分岐点が本年である可能性は高いと思います。

新基準の出題が簿記論で本格化したのは、平成14年度からです。
平成14年から16年までの個別問題は、新基準が中心でした。
その間、構造論点の出題は、とても薄いです。
逆に平成13年以前は構造論点からの出題が極めて手厚くなっています。

さて、昨年度の個別問題は、新基準と従来的論点のミックスであり、第1問で薄めの帳簿組織が出題されています。
来年以降の試験範囲に含まれる会社法で、組織再編(合併等)の占める比重は低くありません。
来年以降、合併等の占める比重が高まることが予想されます。

ということでこれはかなり自信を持ってますが、今年の試験は、個別項目の出来不出来が合否を決めます。
構造論点の出題があっても個別項目の出来不出来が合否を決めることに変りはないのですが、後に振返ってみたときに、今年が明確な分岐点となる可能性が高いのではないかと思います。

これはある意味チャンスです。
つまり、個別超重視でいいんです。
わかりやすいじゃないですか。
個別をバリバリ解けばいいんです。
ええ。
バリバリです。

という訳で、個別をバリバリということで、よろしくお願いいたします。