売上原価は、売れてなくなってしまった商品の原価です。
とても大事なところで、わかったと実感して欲しいところでもあります。

今までも売上原価については、幾度となく触れています。
これを繰り返すのもわかっていない、いや、実感していない方がいらっしゃるのでは?と思うからです。

私の場合は、日商一級にいくまで意味もよくわかっていませんでした(←ヤバイ?)。

「シー・クー・クー・シー・期首・期末」

と呪文のように唱えてました。

「シー・クリ・クリ・シー」というのもあります(って、同じか)。

仕訳でいえば、

(借)繰越商品××× (貸)仕  入×××
   仕  入×××    繰越商品×××

です。

しかし、ある時期から、呪文が通じなくなりました。

解けない問題が出てくるようになったんです。
解けないとまるで手も足もでませんでした。
そこからの脱却に特効薬もありませんでした。

簿記には、機械的にこなせばいい部分と本質をしっかり理解したい部分とがあると思います。
その両方が求められるのが、売上原価ではないでしょうか。

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