簿記で算出することが求められる原価率は、多くの場合、結果としての原価率ではありません。
「想定している原価率」です。
特殊商品販売では、原価率を算出する場合が多いですが、この場合の原価率も「想定している原価率」です。

割賦販売だけを考えれば、原価率は、一般の原価率ではなく、割賦販売の原価率を算出した方が早いです。
しかし、他の特殊商品販売があわせて出題される可能性を考えると、「一般販売の原価率」を算出する方がよいでしょう。

原価率の算出は、複雑な場合が少なくありません。
自分が、「一般販売の原価率」を出したのか、「割賦販売の原価率」を出したのか、原価率を算出した後に確認しましょう。

実際の原価率の算出においては、未実現利益控除法・対照勘定ともに、いわゆる「ボックス図」に習熟する必要があるでしょう。


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ボックス図による整理


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