社債の発行形態には、次の三つがあります。

(1)平価発行(額面金額=発行価額)
(2)割引発行(額面金額>発行価額)
(3)打歩発行(額面金額<発行価額)

一般的な社債の発行形態としては、割引発行が多く、そのためか、出題としても割引発行が多くなっています。
私自身が、社債の取引を実際に行う訳ではありませんので、聞いた話ですが、一部の新株予約件付社債では、社債部分が、打歩発行になっているものもあるそうです。
その点を考えると打歩発行も軽めにでもマークしておくべきかもしれません。

打歩発行時の特徴的な点は、償却原価法の適用の仕訳が通常と逆になる点でしょうか。

(割引発行時)
発行:現金預金 90 社  債 90
償却:社債利息  2 社  債  2

(打歩発行時)
発行:現金預金110 社  債110
償却:社  債  2 社債利息  2

打歩発行時の償却の仕訳については、貸方に社債利息が生じますが、これは実際に支払う社債利息からの控除を想定しているからです。
実際に決算において社債利息が貸方に残ることはありません。
 

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