簿記の初歩の段階で、商品を販売する契約を交わしただけでは、「仕訳なし」でした。
当座借越契約を締結しただけでは「仕訳なし」です。
簿記上の取引は、資産・負債・純資産の増減を伴う出来事なので、契約だけでは、簿記上の取引には該当せず、「仕訳なし」です。

ところが、です。

金融商品(有価証券等)限定ですが、契約時に仕訳をします。
有価証券を購入する契約を交わした場合は、借方・有価証券と処理します。
有価証券取引全般では、契約を交わすことを「約定する」というので、約定時点で仕訳処理をします。
現物の受渡しと金銭のやりとりは、契約の締結(約定)の後に行われるのが一般的です。

約定時 有価証券××× 未払金 ×××
決済時 未払金 ××× 現金預金×××

やや、レアケースといってもよいかもしれませんが、約定から決済までの間に決算をはさんだ場合は、期末評価の問題が生じます。


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