手形割引時等に生ずる「保証債務」。
これがなかなかわかりにくいのではないでしょうか。

簿記論の出題には直接的にかかわりのない理論的背景にも興味のある方は、「続・手形割引の会計処理(1)から(10)」をご覧ください。
ここでは、簿記論に必要な範囲で簡単に考えておきましょう。

仕訳は、

(借)保証債務費用(手形売却損)××× (貸)保証債務×××

です。

基本的には、

(借)貸倒引当金繰入××× (貸)貸倒引当金×××

にきわめて近いと考えるとよいでしょう。

保証債務の金額は、「時価」です。
現実的には、金額を与えるか、手形額面の何%といった出題が想定されます。
この点も貸倒引当金の設定の仕方によく似ています。
とりあえずは貸倒引当金になぞらえておさえておかれるとよいでしょう。

大きく違うのが、設定・取崩しのタイミングです。
貸倒引当金は、決算時に設定されます。
保証債務は、手形割引時等に設定され、決済(不渡)時に取崩しを行います。



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