銀行勘定調整表は、当座預金の企業残高と銀行残高との不一致を確認するために作成されます。

その形式が法律等で定められているわけではありません。

銀行勘定調整表の作成方法には、次の三種があります。
(1)両者調整法
(2)企業残高基準法
(3)銀行残高基準法

試験的には、(1)両者調整法を軸に、特に決算修正仕訳ができるようにしておく必要があります。

問題では、割といろんな種類の不一致原因が問われます。
しかし、現実の企業では、おそらく不一致の形態は、割と偏りがあるハズ。
偏りがある場合は、むしろ両者調整法のように幅をたくさんとる方法よりも、どちらかからスタートして、他方に合わせる方法をとれば充分です。
結局は、いずれの方法もおさえておくべきになりますが、実際の出題を考えると数字をきちっとおさえておけばよいでしょう。


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