経過勘定項目の整理方法としては、「間接整理法」が一般的です。
間接整理法とは、「前払費用(利息)」等の具体的な勘定を用意して、決算整理を行う方法を意味します。
これに対して、直接に費用(収益)勘定で繰越処理を行い(英米式の場合)または残高勘定に振替える方法(大陸式の場合)は「直接整理法」や「直接控除法」などと呼ばれます。

受験簿記においてはほとんど触れられることのない直接整理法ですが、大陸式を例にとって考えておきましょう(本当に、受験では必要ありません)。

(間接整理法)
×1期
(期中手続)支払利息120 現金預金120
(決算整理)前払利息 30 支払利息 30
(決算振替)損  益 90 支払利息 90
(決算振替)決算残高 30 前払利息 30
×2期
(開始仕訳)前払利息 30 開始残高 30
(期中手続)支払利息120 現金預金120
(決算整理)前払利息 30 支払利息 30
(決算振替)損  益120 支払利息120
(決算振替)決算残高 30 前払利息 30

直接整理法
×1期
(期中手続)支払利息120 現金預金120
(決算振替)損  益 90 支払利息 90
(決算振替)決算残高 30 支払利息 30
×2期
(開始仕訳)支払利息 30 開始残高 30
(期中手続)支払利息120 現金預金120
(決算振替)損  益120 支払利息120
(決算振替)決算残高 30 支払利息 30

直接整理法では、経過勘定は設けられず、直接、費用(収益)科目で繰越の処理が行われることになります。
この直接整理法をとった場合の期中手続に入る前の支払利息勘定は30円となっており、この支払利息勘定の金額とのバランスをとるためには、前払費用(利息)勘定という経過勘定を用いる間接整理法においては、再振替仕訳が必要であることになります。

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