再振替仕訳とは、経過勘定項目の設定の翌期における逆仕訳を意味しています。

通常は、翌期首に行うこととされています。
再振替仕訳の行われるタイミングを、簿記一巡の手続の流れの中で確認しておきましょう。

簿記の手続は、その行われるタイミングから次のように区別することができるでしょう。

(1)期首 → (2)期中 → (3)期末

やや簿記的な言葉で補足しておきましょう。

(1)期首(開始手続) →(2)期中 → (3)期末(決算手続)

より細かい手続を加えてみましょう。

(1)開始手続……開始仕訳(開始記入) → 再振替仕訳
(2)期中手続
(3)決算手続……決算整理 → 決算振替(損益振替 → 資本振替)

再振替仕訳は、上記のように、大陸式の場合でいえば、開始仕訳の直後(期中手続に入る前)に行うこととされています。


さて、再振替仕訳は本当に、ここ(開始仕訳の直後)で行わなければならないのでしょうか。

(2)の期中手続や決算手続の段階で行うのではいけないのでしょうか。

再振替仕訳は翌期首に行われることとされますが、通常その理由としては、次の二点があげられることが多いようです。

(1)「直接整理法」とのバランスをとるため

(2)期中処理の簡略化


(1)が簿記の理論上の理由とするなら、(2)は簿記の実践上の理由といってよいと思いますが、次回以後は、それぞれの理由について検証してみたいと思います。


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