簿記の問題、解いてますか?

簿記論の第三問は、第一問・第二問とは異なり、実務家の方が出題します。
そのせいか、一般的な簿記のテキスト等では紹介されていない実務的な項目が出題されることがあります。

第三問の実務チックな出題を考えてみました。

具体例をあげましょう。
テキストレベルでは、固定資産の取得原価に含まれる項目は、問題をみただけでわかる場合が多いです。
でも、第三問の出題では、項目自体が取得原価に含まれるのか、費用処理すべきなのかがわかりにくいものが出たりします。
資産か、費用かの違いは、影響が大きいです。
とはいうもののこういった項目は、実は大変に多くて、これをおいかけ過ぎるのも効率的ではありません。

「重箱のスミ(細目編)」は、この実務的な項目を意識して作っているつもりです。
気になる方は、この程度はおさえておかれるとよいと思います。
おさえ方のコツは、基本的な考え方(取得に要する)でいけるものはいく。
そうでないものはこじつけでもいいので理由を考える。
わからないものはしょうがないので覚える(←あんまりないと思います)。

でも、あくまでも優先するのは、基礎的な項目です。

また、会計基準から離れた(会計基準に規定のない)出題があるとすると、第三問の可能性が高いです。
ただ、第三問のこのところの合格ラインは、20〜25点程度で、半分できていれば、十分合格ラインです(平成16年の問題などでは、どの状態で半分だかも微妙です)。
その時に、基礎項目を落としていない状態での半分は、間違いなく合格ラインです。
できなくてもいい部分が半分ある。
まあ、最初から半分狙いでは何ですから、3分の2くらいはとるつもりでいても、3分の1は飛ばせる訳です。

この数年の第三問での極めて特殊な項目の出題は、やや影をひそめています。
その傾向を踏襲した難易度・量の出題の可能性が高いのではないかと予想(希望?)していますが、実際にどうなるかはわかりません。
もっとも、それ以前には、難易度がおそろしく高い年(そもそも3分の1くらいしかできない!)もあります。
それはないのではないかというか、そんなことをしないでくださますようくれぐれも重ね重ねよろしくお願い致します(一安心っと)。


そうだ、問題を解こう!!

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