【対象=簿記論】

(問題)
A社は5伝票制(入金伝票、出金伝票、売上伝票、仕入伝票、振替伝票の5つの伝票を使い、商品売買をすべて掛取引と考えて起票する方法)を採用しており、本日、以下の取引を記入した。

(1)商品200千円を仕入れ、代金のうち100千円は現金で支払い、残額は掛けとした。

(2)商品300千円を売り上げ、代金のうち50千円は商品券で受け取り、残額は掛けとした。

(3)買掛金200千円を得意先振出しの小切手で支払った。

(4)借入金に対する利息3千円を小切手を振り出して支払った。

(5)売掛金250千円のうち50千円を現金で受け取り、残額は得意先振出しの約束手形で受け取った。
したがって、振替伝票集計表を作成したとき、その合計額は(     )千円となる。

(解答欄)
(     )千円

(解答)
  253)千円

(解説)
平成12第2問 問6 の出題です。
税理士試験では、小さな問題で、伝票会計の出題がありますので、対策は必要でしょう。
一番確実な方法は、すべての仕訳をきることだと思います。
(1)仕入伝票(仕  入)200 (買掛金 )200
   出金伝票(買掛金 )100 (現  金)100
(2)売上伝票(売掛金 )300 (売  上)300
   振替伝票(商品券 ) 50 (売掛金 ) 50
(3)出金伝票(買掛金 )200 (現  金)200
(4)振替伝票(支払利息)  3 (当座預金)  3
(5)入金伝票(現  金) 50 (売掛金 ) 50
   振替伝票(受取手形)200 (売掛金 )200


【関連記事】
伝票会計の概要
3伝票制
5伝票制