【スワップ取引の意義】
スワップ取引は、「将来の現金収支の交換」です。
典型的には、固定金利と変動金利による現金収支の交換があります。
スワップ取引はこのような利子率、通貨、有価証券の相場や指数等によって決定される将来キャッシュ・フローの交換を意味しています。


【基本的会計処理】
(1)契約時
仕訳なし
(2)決算時
評価益………スワップ資産     ××× スワップ利益(評価益)×××
評価損………スワップ損失(評価損)××× スワップ負債     ×××
(3)交換時
利益の場合……現金預金  ××× スワップ資産×××
                        スワップ利益×××
損失の場合……スワップ負債××× 現金預金×××
           スワップ損失

※仕訳の勘定科目には、さほど気にする必要はないと思います。
スワップ取引では、キャッシュ・フローの交換が差金決済で行われます。
そのためスワップ損益については、例えば金利を対象としたスワップ取引(金利取引)の場合、(スワップ)受取利息、支払利息といったその取引に係る勘定が用いられることが多いです。