デリバティブは、日本語では「金融派生商品」や「派生金融商品」と訳されます。
金融商品から派生するものがデリバティブです。
もう少し正確にいうと「金融商品の価格などの数値に連動して編み出された新たな金融商品」、それがデリバティブです。
デリバティブが金融取引から派生するものである以上、デリバティブの理解には、金融商品の知識が不可欠でしょう。
簡単な金融商品の取引について、書いていきたいと思います。

金融商品の代表選手というと株式と債券があります。
これと預金をあわせて考えると、

リスクの面では、
株式 > 債券 > 預金

収益の面では、
株式 > 債券 > 預金

という関係があります。

株式は、もっとも儲かる可能性が高いけれども、その分、リスクも大きいです。
うまくたちまわれば、大きく儲かるかもしれない株式。
収益も小さいけれど、リスクも小さい預金。
その中間に債券があります。
預金については、皆さんなじみがあるかと思いますので、次回以後は、債券や株式等の金融商品についてみていきたいと思います。

(3)へ