【保有目的変更時の会計処理】
保有目的を変更した場合の会計処理を示しておきましょう。
ラフにいうと、(1)変更前の評価・評価差額、(2)でも「その他」→「売買」は売買で、結構、いけるのではないかと思います。

満期に関しては、変更に関しての正当な理由は、より厳格であるべきで、下記処理からは除いてあります。
かなり細かいですので、基礎的な学習の終了を前提として、可能であれば、変更としては自然な子会社等がらみ(子会社→その他、その他→子会社)は、おさえておきたいところでしょう。

その他有価証券からの変更が複雑です。
その他→売買……時価
その他→子会社(下記以外)……帳簿価額
その他→子会社(部分で差損)……前期末時価


簿価100、時価90の場合
(売買→その他)
(借)投資有価証券   90 (貸)有価証券100
   有価証券評価損益100

(売買→子会社等)
(借)関係会社株式   90 (貸)有価証券100
   有価証券評価損益10

(その他→売買)
(借)有価証券    90 (貸)投資有価証券100
   有価証券評価損益10

(その他・全部→子会社)
(借)子会社株式  100 (貸)投資有価証券100

(その他・部分→子会社)
(借)子会社株式   90 (貸)投資有価証券100
   有価証券評価損益10

(子会社→売買)
(借)有価証券100 (貸)子会社株式100

(子会社→その他)
(借)投資有価証券100 (貸)子会社株式100


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