【対象=簿記論、制限時間15分、難易度B】

(問題)
次の社債に関する資料にもとづいて、平成10年度及び11年度における各(1)社債発行費の償却および(2)社債発行差金の償却、ならびに平成11年度における(3)社債の償還損の各金額を求めなさい。
なお、当社の会計期間は1年で、決算日は、3月31日である。

1.平成8年7月1日に、額面総額5,000,000円の社債を発行した。
この社債は、発行後1年据え置いた後、平成10年6月30日から毎年6月末日に1,000,000円づつ分割償還する予定である。
発行価額は、額面100円につき98円で、社債の発行に要した費用は45,000円であった。

2.平成10年6月および11年6月における定時償還は、予定通り行われた。

3.平成12年3月31日に、平成13年6月30日に償還予定の社債のうち400,000円を額面で繰上げ償還した。

4.社債発行差金は、社債の利用期間にわたって、社債資金の利用度に応じて償却する(なお、月割計算による)。
 また、社債発行費は、商法が定めている期間の最も長い期間にわたって均等額で償却する。

(解答欄)【単位:円】
(1)社債発行費償却  平成10年度(       ) 平成11年度(       )
(2)社債発行差金償却 平成10年度(       ) 平成11年度(       )
(3)社債償還損                      平成11年度(       )

(解答)【単位:円】
(1)社債発行費償却  平成10年度(    15,000) 平成11年度(      0)
(2)社債発行差金償却 平成10年度(    21,250) 平成11年度(    16,250)
(3)社債償還損                       平成11年度(    2,500)


(解説)
日商一級第92回会計学 第2問の出題です。

(1)社債発行費償却
平成10年度:45,000÷3年=15,000
平成11年度:平成10年度決算で償却済であるため、ゼロとなる。

(2)社債発行差金償却
平成10年度:社債発行差金100,000×当期利用高4,250,000/総利用高20,000,000=21,250
総利用高5,000,000+5,000,000+4,000,000+3,000,000+2,000,000+1,000,000
当期利用高 5,000,000×3月/12月+4,000,000×9月/12月
平成11年度:社債発行差金100,000×当期利用高3,250,000/総利用高20,000,000=16,250

(3)社債償還損
 (借)社   債400,000 (貸)現金預金400,000
    社債償還損 2,500    社債発行差金2,500
 ※社債発行差金2,500=100,000×未利用高500,000/総利用高20,000,000
  未利用高500,000=400,000×3月/12月+400,000