【対象=2級以上】

(問題)

次の各取引の仕訳を示しなさい。

(1)当社は、A商店に対する買掛金100円の支払いのため得意先であるB商店を名宛人とする為替手形を振出し、同店の引き受けを得て、A商店に交付した。

(2)当社は、C商店より商品200円を仕入れ、代金は、当店宛C商店受取りの為替手形を振出して支払っている。

(解答)
(1)(借)買 掛 金100 (貸)売 掛 金 100
(2)(借)仕  入200 (貸)支払手形200



(解説)
為替手形は、支払委託証券とも呼ばれます。
振出人に手形代金の支払義務はありません。
手形の名宛人(引受人)が負います。
貸方・支払手形は、振出人には生じません。
振出人の仕訳の貸方は、通常は、売掛金です。

(1)通常の為替手形(三者がバラバラ)です。
三者の関係は、次のとおりです。

振出人=当社、支払人(名宛人)=B商店、受取人=A商店

(2)いわゆる自己宛為替手形(振出人=名宛人)です。
自己宛為替手形とは、振出人と名宛人(支払人)が等しい為替手形をいいます。
自己宛為替手形を振出した場合は、約束手形を振出したのと全く同様の処理が行われます。

本問での当事者の関係は、次のとおりです。

振出人・名宛人=当社、受取人=C商店