(問題)
以下の資料により、決算整理仕訳を示しなさい。
(資料1)決算整理前残高試算表
【借方】
繰越商品200
仕 入700
見本品費100
【貸方】
売 上900
(資料2)決算整理事項
(1)期末商品棚卸高200
(2)当期に見本品として得意先に提供した商品があるが、経理担当者は、見本品として提供した商品の売価で以下の処理を行っている。
(借)見本品費100 (貸)仕 入100
(解答)
以下の資料により、決算整理仕訳を示しなさい。
(資料1)決算整理前残高試算表
【借方】
繰越商品200
仕 入700
見本品費100
【貸方】
売 上900
(資料2)決算整理事項
(1)期末商品棚卸高200
(2)当期に見本品として得意先に提供した商品があるが、経理担当者は、見本品として提供した商品の売価で以下の処理を行っている。
(借)見本品費100 (貸)仕 入100
(解答)
解答は一番下です。
(許容勘定科目等)
仕訳の順序は問いません。
一行目の仕訳は、次のとおりでもかまいません。
(借)仕 入100 (貸)見本品費100
見本品費 80 仕 入 80
(解説)
見本品として提供された商品がある場合には、「原価」で、仕入勘定から見本品費勘定へ振替える処理を行います。
(借)見本品費××× (貸)仕 入××× ←原価
本問では、売価で上記仕訳が行われているので、これを原価による仕訳に訂正する必要があります。
しかし、原価がわかりません。
この場合、原価率を算出して、その原価率を見本品の売価に乗じて、見本品の原価を算出する以外にありません。
いったん見本品を元に戻して考えるとよいかもしれません。
(借)仕 入100 (貸)見本品費100
この段階で、ボックス図を書くと、次のようになります。
仕入(原価ベース)
期首 200 売原800
当期 800 期末200
ただし、見本品は、期末商品棚卸高には含まれていませんので、この場合の売上原価800には、見本品の原価が含まれてしまっています。
したがって、原価率を算出する場合には、売上原価800/(売上900+見本品売価100)=80%という計算をする必要があります。
見本品売価100×原価率80%=見本品原価80
この金額が正しい見本品原価であり、この金額で、見本品費80 仕入80とすべきだったということになります。
(関連記事)
・他勘定振替高
(解答)
(借)仕 入 20 (貸)見本品費 20
仕 入200 繰越商品200
繰越商品200 仕 入200
(許容勘定科目等)
仕訳の順序は問いません。
一行目の仕訳は、次のとおりでもかまいません。
(借)仕 入100 (貸)見本品費100
見本品費 80 仕 入 80
(解説)
見本品として提供された商品がある場合には、「原価」で、仕入勘定から見本品費勘定へ振替える処理を行います。
(借)見本品費××× (貸)仕 入××× ←原価
本問では、売価で上記仕訳が行われているので、これを原価による仕訳に訂正する必要があります。
しかし、原価がわかりません。
この場合、原価率を算出して、その原価率を見本品の売価に乗じて、見本品の原価を算出する以外にありません。
いったん見本品を元に戻して考えるとよいかもしれません。
(借)仕 入100 (貸)見本品費100
この段階で、ボックス図を書くと、次のようになります。
仕入(原価ベース)
期首 200 売原800
当期 800 期末200
ただし、見本品は、期末商品棚卸高には含まれていませんので、この場合の売上原価800には、見本品の原価が含まれてしまっています。
したがって、原価率を算出する場合には、売上原価800/(売上900+見本品売価100)=80%という計算をする必要があります。
見本品売価100×原価率80%=見本品原価80
この金額が正しい見本品原価であり、この金額で、見本品費80 仕入80とすべきだったということになります。
(関連記事)
・他勘定振替高
(解答)
(借)仕 入 20 (貸)見本品費 20
仕 入200 繰越商品200
繰越商品200 仕 入200
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