【利益計算と所得計算】

企業利益は、収益から費用を差し引いて計算します。

したがって、収益が増えることは、結果として利益の増加につながり、費用が増えることは、利益の減少につながります。

収益300−費用200=利益100

費用が50減る→利益が50大きくなります

収益300−費用150=利益150

所得金額は、益金から損金を控除して計算されます。

益金300−損金150=所得150

所得金額は、益金から損金を控除して算出します。

ただし、実際には、収益と益金、費用と損金の違いを調整する形で、所得金額が計算されます。

この場合の収益と益金、費用と損金との違いが、「差異」です。

所得150=利益100+不一致(差異)50



【差異の種類と税務調整】

企業利益と課税所得との違い(差異)には、都合4つの組み合わせがあります。

(1)益金>収益……益金算入

(2)益金<収益……益金不算入

(3)損金>費用……損金算入

(4)損金<費用……損金不算入



【損金不算入の例】

差異のうちもっとも一般的な損金不算入(上記B散癲稟駘僉砲砲弔い胴佑┐討澆泙靴腓Α

今、企業利益が、次のように計算されるとします。

収益300−費用200=利益100

このうち費用ではあるが、税務上の損金にならない金額が50あったとしましょう(費用200>損金150)。

益金と収益は等しいものとします。

益金300−損金150=所得150

課税所得は、実際には、次のように計算されます。

企業利益100+損金不算入50=所得150

このように所得金額の算出は、企業利益と課税所得との差異、結局は、収益と益金、費用と損金の違いに着目して行われます。

税効果会計の適用においても、この違い(差異)に着目します。



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