【市場販売目的のソフトウェアの償却】

市場販売目的のソフトウェアは、見込販売数量(あと何個売れるか)又は、見込販売収益(あといくら売れるか)に応じて償却します。

要は、按分です。

固定資産の生産高比例法と同じ要領です。

未償却残額×当期実績販売数量/(当期実績販売数量+翌期以後の見込販売数量)

※数量以外に収益の場合あり



【残存有効期間との関係】

ソフトウェア償却額は、均等額(残存有効期間に基づく均等配分額)を下回ってはなりません。

結局は、「見込販売数量(収益)に基づく償却額」と「均等配分額」とのいずれか大きい金額を償却します。

ソフトウェアは、所詮はミズモノの感は拭えないところからの取扱いでしょう。



【見込販売数量等の変動があった場合】

ソフトウェアの償却額は、期首簿価(前期末簿価)を基礎に当期以後の販売実績・予測値で計算されます。

この点、有形固定資産の減価償却が、当初の支出額である「取得原価」を基礎としている点とは異なります。

基本的には、見込販売数量(収益)に変動が生じても補正計算は行わないません。
そのまま期末に「当期実績」と「次期以降の予測」で計算すればよいだけです。



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